表札も時が経てば劣化したり、古くなって汚れたりして、やがて交換が必要になってきます。
風水表札は基本的に木の素材にこだわり作成しますが、木材は時とともに色合いに変化が現れます。
これを「経年変化(けいねんへんか)」と言います。
湿気や日光やその他自然の環境に触れて、木は色が変わります。
この色合いの変化は決して劣化ではなく、逆に天然素材としての魅力でありますが、同時に酸化や風化といった現象により、傷み始めるものです。
しかし、材質の劣化は当たり前の変化とも言え、これは木材に限らず、鉄やプラスチックやガラス製品でも同じことが言えます。
古い表札を処分するにあたって
木製表札は環境にもよりますが、だいたい5年から10年くらいの時を経て交換するのがベストです。
15年くらい経つとかなり真っ黒というか、見た目も相当古くなってしまいますし、実際に朽ちてきますので、見た目にも生気がなく、みすぼらしくなります。
これではいくら風水表札で作っても、縁起的・運気の面でも疑問が残ります。
木の表札は生きていますので、新陳代謝が必要です。
新しい表札を玄関に掛けて、家運の上昇を祈念するのがベストな考え方です。
その場合、今までお世話になった古い表札はどのように処分すればよろしいのでしょうか?
古い表札は神社で処分する~お焚き上げ
一番良いのは年末年始などに神社やお寺などに持っていき、お焚き上げしてもらうことです。
お世話になった大切な表札ですので、神社などの神聖な場所で扱ってもらうのが一番良いと言えます。
お焚き上げと言ってもそのような場所や受付はなく、大きめの神社に行くと、年末年始にはいつもより大きめなスペースでお札なんかを置いてこれる場所を設けているものです。
そこに心と感謝の想いを込めて、静かにおいてくれば大丈夫です。
後程、神社の方でお焚き上げを通して、表札は土に返ることになります。
また、お焚き上げをしてもらうので、いくらかのお玉串を捧げるのが礼儀であることも覚えておいてください。お賽銭箱に千円札を入れてくるのがよろしいかと思います。