嬉しくて自慢すると幸運が逃げる事例
自慢と気づかずに・・
合格率100%? の大学受験に失敗
塾の講師にも学校の教師にも、太鼓判を押されていた東大(東京大学)の受験に息子さんが落ちてしまい、とても-とてもがっかりしていた方がいました。
しばらく話を伺っているうちに、ふと気になり質問をしてみました。
「もしかして、息子さんが東大を受験する、しかも合格確実と、受験前に友人とか親戚・近所の方とかに話しませんでした?」
と聞くと、『話しました。自慢のつもりはなかったのですが、、嬉しくて自慢したかったかも・・』
嬉しくてつい話してしまったようですが、息子さんの同級生の子を持つ親であれば、見下されたような気持になり、不愉快な気持ちを持つでしょう。
振られてしまった
『彼ができて2回お茶した。でもその後、いきなり音信不通になり、振られてしまった・・』
「彼のいない女友達に、彼ができそうって話さなかった?」
『えぇもちろん、嬉しくて話しまくりました。』
彼が欲しいけどなかなか出会いがない人なら、うらやましかったり、くやしかったに違いありません。とても素直に応援する気にはならないでしょう。
契約がキャンセルになった
『直前で契約キャンセルになってしまって・・』
「もしかしたら、書面での契約締結前の状態で、誰かに話しませんでしたか?」
『今度2億の契約がとれそうなんだ、と職場の友人に話しました。でも凄い、良かったねと喜んでくれていた様子でしたが。』
物事が結実する前に、人に話すとなぜか成就できません
この法則は健在です。必ずといっていいほど、壊れます。
夢や希望を語るのと、もうすぐ叶う は異なるものなのです。
あともう少しだったのに・・といった、誰しも多少これに似た経験があるのではないでしょうか。
これは、「いいなー」 「うらやましい・・」 「くやしー」という、
相手の生霊なるもの(相手が無意識でも出した意識)に影響を受け、
とられてなくなってしまった、とも言えます。
さらに、相手の思いだけではなく、オイシイ話、いかにも幸せそうな話に対して、
うまそうだー
といって、話のウマミを食べる「餓鬼霊」というのが存在しているのだそうです。
この餓鬼霊は、がりがりに痩せて、いつもおいしい話を探しているのだとか・・
そして、人が話したおいしい話を、うまそう~に食べてしまうらしい。
「結実が目の前にある」ウキウキ♪した話の場合、
それが確実となるまでは、絶対に人に話さないように注意しましょう。
聞き手への配慮を欠いた言い回しなど、本当に喜んでくれる人以外への自慢話には気を配りたいものです。